日本にいるウクライナから逃れた方々を始めとする心のケアを行っています



取り組む課題
心のケアの知見・連携の向上
ウクライナ危機をはじめ、難民・避難の背景を持つ方々は数々のトラウマを抱えた状態で来日され、かつ日本の生活でのストレスがプラスされることから、心のケアが必須と言えます。難民・避難の背景を持つ方々が悩みを抱え込む前に相談でき、日本で安心して生活し、活躍することができるような様々な活動を実施しています。

活動内容
誰もが安心できる心の居場所づくり
ウクライナから逃れた方々を主に対象とした心の居場所づくり、日本での生活に希望を持つ心のケアサポートを行っています。

心のケアの提供、ツール等の作成
ウクライナから逃れた方々を対象とした個別・グループカウンセリングの実施、アートセラピー等の実施および提供者の教育、デジタル等を利用したカウンセリングツールの開発など

メンタルヘルスに関する調査
ウクライナ危機以降、定期的にメンタルヘルスに関する調査を実施、毎年2月の公開イベントにて発表

就労支援を始めとする生活支援
ココロゴトカフェ(渋谷・青山)での採用、および毎月開催する企業交流会での就労マッチング支援など
宣言
メンタルケアの知見整備・連携促進
一般社団法人全国心理業連合会(全心連)、ウクライナ心のケア交流センター、渋谷ひまわりは、日本にいるウクライナ避難民の方々に対する心のケアを行っています。日本に避難してきた方々にとってメンタルヘルスが大変重要であることは様々な提言、報告書で指摘されているとおりであり、私たちはこれまでの心のケア活動における知見をもとに、ウクライナ避難民に限らず他の避難民・外国人の方々にもこれらの知見を応用していくことを次の活動の目標としています。 私たちの取り組みには以下が含まれます: 1) ケースブックの作成:ウクライナ避難民に対するこれまでの活動をとりまとめ、包括的なケースブックを作成する。来日時期や本人の年代、家族構成などにより、メンタルヘルス支援の枠組みや対応のポイントなどをまとめていく。このケースブックは、難民支援に携わる団体、政府、その他の関係者にとって役立つ資料になります。 2) キャパシティ・ビルディング・ワークショップ:ケースブックから得られた知見を活用し、キャパシティ・ビルディングを目的としたワークショップを10回開催する。これらのワークショップでは、避難民・外国人のメンタルヘルス・ニーズを聴き、対応するためのスキルを提供することで、支援を行う団体等の対応力強化を目的とします。 私たちのPledgeは、日本にいるウクライナ避難民が安心して生活し、活躍することができるように、必要なメンタルヘルス支援をいつでも受けることができるようにすることを目的としています。私たちの知見と成功事例を共有することで、難民支援に取り組む他の団体にもご参考にしていただき、指針となることを願っています。
所属メンバー
- 浮世満理子
一般社団法人全国心理業連合会(全心連)代表理事、ウクライナ心のケア交流センター代表 - イリーナ・マコフスカ
全心連ウクライナ心のケア交流センター 東京・渋谷リーダー - 高溝恵子
一般社団法人全国心理業連合会(全心連)理事・事務局長、ウクライナ心のケア交流センター事務局