Activity

日本語教育委員会

難民背景を持つ方々の子ども世代に対する日本語教育支援や社会包摂活動に取り組んでいます。

取り組む課題

地域社会における難民との共生意識の向上

私たちの委員会は難民背景を持つ方々の子どもたちの世代に焦点を当てています。彼らは、日本語での読み書き教育もさることながら、留学などグローバルな経験へのアクセスが限られており、日本を拠点として自分自身の探究を自由に進められる状況にあるとはまだまだ言えません。また、地域社会には直接的な交流の機会が少なく、相互理解が進みにくい状況となっています。

活動内容

「探究」と「表現」を通したコミュニティ育成

難民背景を持つ人々と地域社会の人々が「探究」と「表現」を通じて交わり、国際的な課題にともに取り組む仲間となれるような場を継続的に生み出していきます。

日本の各地方における難民包摂を見据えたイベントおよびワークショップの開催

毎年夏、日本に住む難民背景を持つ家族を招待してのフェスティバルおよび探究ワークショップを開催しています。日本文化や日本語を使った表現(俳句や演劇など)の体験、交流イベントなどを通じて、地域社会の人々が難民をめぐる課題に積極的に取り組む土壌を形成するとともに、難民家族自身も日本社会で自分自身の探究をポジティブに進められるようエンカレッジしていきます。

難民背景をもつ子どもに向けた海外留学支援

毎年春に実施している、全国の高校生を対象としたニューヨーク派遣プログラムに、難民背景をもつ高校生の参加を実現すべく調整を進めています。特にビザ取得には困難が伴い、国内外の機関との連携が必要となります。

国際的な難民支援ネットワークとの意見交換および協働

2024年1月には、アフリカ最大の難民受け入れ国であるウガンダを視察し、現地で難民支援活動を展開するArtolutionやSoccer Without Bordersといった団体の拠点を訪問し、今後の相互協力に向けた議論を交わしました。アートを通したメンタルケアや社会包摂活動を行うArtolutionとは、夏に開催した国際フェスティバルにてオンラインでのコラボレーションイベントを実施しました。

宣言

探求学習を取り入れた日本語教育全国展開

一般社団法人Welcome Japanの教育分科会・日本語教育小委員会は、日本における難民への日本語支援を目的とした包括的なプログラムを実施していきます。 このプログラムは、文化的な隔たりを埋め、難民と日本の地域社会の双方に利益をもたらす総合的なアプローチを目指し、難民が日本社会に溶け込み、相互理解と支援を促進することを目的としています。その取り組みを展開するために、国際バカロレア(IB)の教育システムを参照し、日本全国の市民及び難民のグローバル・シチズンシップと包括的な世界観の育成を重視しています。そして、世界的な問題を共通の視点から捉えるコミュニティを育成することを信条としています。 これらの言語プログラムを通じて、私たちは何千人もの難民に力を与え、各々が日本社会を牽引していくパイオニアになることを期待します。そのために、探究学習に基づいた日本語サポートを提供することで、日本の難民の生活を向上させ、難民の日本での長期的な定着に貢献することを目指します。私たちは、多様性が受け入れられ、一人ひとりに活躍の機会が与えられるような、インクルーシブなコミュニティの構築に尽力します。 1) 2027年までに日本在住の難民家族100家族が参加する国際交流イベントを毎年開催します。 2) 2027年までに日本在住の難民の子ども5人に海外留学の機会を提供し、海外教育へのアクセスを容易にします。 3) 2027年までに世界各国の子ども20人がアフリカや中東の難民キャンプを訪問し、国際交流や教育プログラムを実施する機会を創出します。

How to Join

参加を検討する
企業の方へ

Welcome Japanの活動に賛同いただき、活動への参加を検討される企業担当者の方は、
まずどのような参加方法があるかを以下ページよりご確認ください。

A bright future for both refugees and Japan.

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