難民の背景を持つ方々や無国籍の方々に教育や就労の機会を届け、デジタル人材として活躍してもらうことにより彼女彼らが自尊心を取り戻し自立する機会を構築すると共に、デジタル人材不足という社会の課題を解決することを目指しています。



取り組む課題
難民、無国籍者のデジタル人材としての活躍
難民の背景を持つ方々や無国籍の方々は、そのような特殊な背景により、教育機会や就労機会などへのアクセスの機会や必要な資金が限られています。避難先など、新たに生活を行う土地でも稼ぎ生活するということは必須であり、そういった生活の根幹が脅かされている方々が多くいます。そういった彼女彼らの事情を改善し、また経済活動における課題として挙げられるデジタル人材不足の課題を解決するために彼女彼らにデジタル人材としての教育や活躍の為の機会を提供します。

活動内容
難民の背景を持つ方々や無国籍の方々がキャリアを築き活躍するために、Career Impact Bond(CIB)を活用した奨学金プログラムの提供やデジタルスキル習得後の業務委託による就労支援(インパクト・ソーシング)を行います。また、企業や自治体との連携を通じて、難民移民のデジタル人材としてのキャリア形成を支援しています。

グローバル・インパクト・ソーシング・コンソーシアム(GISC)発足シンポジウムの開催
2024年11月28日に「グローバル・インパクト・ソーシング・コンソーシアム(GISC)」発足シンポジウムを開催し、難民へのDX業務委託を通じた社会貢献を推進するための普及活動を行いました。
宣言
DX人材としての教育・就労機会の拡大
一般社団法人Welcome Japanは、株式会社パーソルクロステクノロジー、株式会社BonZuttner、ピープルポート株式会社、アノテーションサポート株式会社、株式会社Eukarya、一般社団法人Robo Co-opとのコラボレーションにより、2025年日本国際博覧会(略称「大阪・関西万博」) EXPO 2025 OSAKA, KANSAI, JAPANOSAKA EXPO 2025に提出した「Welcome Challenge #001: Digital Inclusion of Refugee Immigrants」の取組を今回のプレッジとして宣言します。 この取組は、難民や無国籍者の方をデジタル人材として社会に巻き込むことを目指します。私たちは、以下の2つの手法を用いて巻き込みを図ります。 1) キャリアインパクトボンド(CIB):デジタルリスキリングおよびアップスキリングのための「先払い」メカニズムを持つ奨学金プログラムの形成。 2) デジタルインパクトソーシング:企業からの難民や無国籍者の方を雇用するインパクトソーシングベンダーへのITアウトソースプロジェクトを通じた難民や無国籍者の方の就職機会の創出。 其々の手法の詳細は以下となります。 キャリアインパクトボンド(CIB):CIBを通じて、難民や無国籍者の方は収入を得ることが期待できるデジタルスキル習得の為の無料トレーニングと、生活を安定させ学習環境を良質にするための生活費支援を含む包括的サービスを受けることが可能となります。 参加者の方がトレーニングを完了し、収入が一定の閾値を超えると、奨学金の返済を開始することが可能となります。将来により多くの方が教育機会を得ていき持続可能な循環を確保するために、卒業し収入を得始めた卒業生たちは、CIB基金へと一定額の資金を提供していきます。この流れをつくり循環させていく事により、より多くの方を労働市場へ送り込むことが可能となります。このプレッジは、CIBに1000万円相当の資金を確保することを目標としています。 デジタルインパクトソーシング(DIS):トレーニングなどを終えた後の就職機会を確保するために、企業はITプロジェクトを上記の難民や無国籍者の方を雇用または提携するインパクトソーシングベンダーにアウトソースすることが可能となります。この仕組みは難民や無国籍者の方に就職機会を提供する一方で、企業が直接雇用における困難さなどを抱えることなく社会課題に貢献することを可能にします。企業はアウトソーシングプロジェクトを通じて難民や無国籍者の方の能力を触れることが可能となり、彼女、彼らの能力に触れることにより採用への足掛かりとなり、インパクト採用の形でために直接採用のきっかけとすることもできます。このプレッジは、DISプロジェクトにおいて100億円相当の売上を得る獲得することを目標としています。
所属メンバー
- 金 辰泰
Robo Co-op Founder and CEO - 青山明弘
ピープルポート株式会社 代表取締役社長 - 河内将弘
アノテーションサポート株式会社 代表取締役 - 坂下 裕基
株式会社BonZuttner 代表取締役 - 藤井優花
ピープルポート株式会社 法人連携統括責任者 - 田村 賢哉
代表取締役CEO - 佐藤 安香
HR Manager